障がい者グループホームの利用を考えている人のなかには、そもそもどんな人が入居できるのか気になっている人もいると思います。障がい者グループホームは”共同生活援助”になりますので、主に、精神疾患や知的障害を患っている人が利用している施設です。とはいえ、主な疾患とはどのようなものなのでしょうか。
目次
障がい者グループホームを利用している人の精神疾患とは
障がい者グループホームを利用している人は、自立を促進するため精神疾患により手帳を発行されている、障害支援区分に認定されている人になります。具体的にどんな人が対象になるのか、それぞれ解説します
1. 統合失調症
精神疾患のなかでも特別珍しいものではありません。はっきりとした原因はわかっていないものの、100人に1人の割合で発症すると言われています。急に何もやる気がわかなくなってしまう、幻覚や妄想により日常生活に支障をきたすようになります。また疲れやすく毎日ぐったりしてしまうなんて人も。ストレスの耐性が低いため、周囲が理解してあげること、薬物療法で様子を見ていく必要があります。
2. てんかん
誰でも発症する可能性のあるてんかんは、能の一部が過剰に興奮してしまい起こるものです。なかには痙攣が出てしまうケースもありますし、本人は覚えていないものの急に意識を失ってしまうことも。痙攣の頻度も頻繁に軽いものが起きる人もいれば、いきなり倒れてしまうような症状の重いものも。突然起こるため、周囲がその事情を把握しておくこと、適切な治療を受け疲れをためないことも大切です。
3.うつ病(抑うつ)
気持ちにムラがありそのときによって良いときと悪い時の差が激しく、日常生活に支障をきたしてしまいます。なかには自殺願望が出て来てしまう人もいるため、目が離せません。気分がいいときは自分に無理してでも働いてしまう、お金を散々してしまうなど、気持ちの浮き沈みに合わせて極端な行動を取りやすい特徴もあります。うつ病の場合はとにかく休み、薬物療法で様子を見ていきます。
他にもアルコールや薬物などの依存症、高次脳機能障害、知的障害などを持った入居者もいます。障がい者グループホームによっても、入居できる基準が違うため、事前に確認してみてもいいと思います。同じような障害を持っている入居者がすでにいるのかどうかによっても、安心して任せられるかどうかが決まります。障がい者グループホーム選びの参考にしてみてくださいね。